「霜花店」~日本語字幕~感想①

結局のところ長い長いだらだらとした感想になってしまいました。
簡潔な感想&まとめも別に記事にしますが,こちらのだらだらの感想は
映画を観る前のあらすじとして読んでいただけたら・・・と思います。

私にとってこの映画での大きなネタバレは3つありました。
その3つは事前に知ってしまうと映画を観た時の面白さ・衝撃が
半減してしまうと判断しましたので外しています。
その分中途半端な感も否めませんが(^^ゞ・・・・!




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切なかった・・・!その一言です。

私は王(ジンモさん)の目線でこの映画を観終えましたが
3人の登場人物 それぞれの目線で観ることによって 違った味わいのある映画になることでしょう。
そして
3人の誰の立場になって見たとしても・・・切なすぎる・・・!


<あらすじ>(中央日報より)

変化の激しい時代、高麗(コリョ、918~1392)末期に王と王の護衛武士「ホンリム」。元から抑圧されてきた高麗末期、親衛隊コンリョンイの首長「ホンリム」は対内外の危機に置かれた王を補佐し、警戒態勢を維持する。しかし後嗣(こうし)問題を口実に元が無理な要求を続け、正体不明の刺客が王の命を脅威すると、王は重大な決定を下すことになる。
拒否できない選択、交錯する運命。王の命令ならば命のように従うホンリム。王は高麗の王位を継がせる王子を得るため、ホンリムに王妃との性交を命じる。衝撃と欲望が入り混じるその日の夜、3人の運命は渦まき始めるが…。タブー視される愛と歴史の狂風に巻き込まれたこれらの大叙事詩が始まる!!




<ネタばれはあまり無いはず!のあらすじと感想です>

しつこいようですが字幕に感謝!感謝!です。
韓国語での視聴後にすっきりとしなかった部分がクリアになりました。
台詞はそう多くないのですが,その分意味が深く,思わずメモを取りながら(^^ゞの
視聴となりました。

キナ臭い政治がらみの話の部分もありますが
ジンモさん本人も話していたとおりに やはり「愛」の映画でした


王は弱みである跡継ぎ問題により国の存続の危機を抱えることになる
そんな苦境にあって自分が愛し信頼するホンニムに「王妃を抱くように」と命ずる
戸惑うホンニムだが王の命は絶対であり,逆らうことなど出来ない
’公然の秘密’であった王とホンニムの関係を知る王妃も
常にうとましく,嫌悪しているホンニムと関係を持つことなど出来ないと
必死で王に訴えるものの・・・結局 王の命に従うことになる

~この時までは王にとってホンニムは’籠の鳥’であり王妃は’道具’に過ぎなかったのかも
知れない・・・~

3度試みるように王から言い渡される二人だったが
1度目は結局何も出来ずに,ただただ悲しみと嫌悪の念だけ抱いて終わってしまう。

「どうだったか?」とホンニムに問う王
「・・・・申し訳ありません・・・出来ませんでした・・・」
「そうか・・・」王の表情が’やっぱり’と安堵したようにも見える

「陛下・・・ひとつだけお尋ねいたします・・何故私をお選びになったのでしょうか??」
「将来王妃が生む子供を お前だけは必ず可愛がるように・・・だ。」


やがて2度目・・・3度目・・・
王の命として苦しい思いだけで体を合わせるしかなかった二人だったが
そのことによってお互い 説明のつかない感覚に囚われ始める・・・
体を合わせるだけという’王の道具’としての二人に予想もしなかった
気持ちの変化が言葉もなく訪れる・・・

そんな二人の姿をふすまの隙間から目を見開き見つめる王の瞳


翌日池のほとりで
「・・・どうだ?ホンニム?男になった気分は・・・?
初めて女を抱いた感想はどうか と尋ねておるのだ。」
余裕を見せながら笑顔でホンニムに語りかける王
「・・・何の感想があると言いましょうか?
ただ陛下の命に従ったのみでございます・・・」

その後 王妃に懐妊の兆しも現れず
ホンニムはその役目を終えることになる
すべては王の意のままに!


けれどもホンニムの王妃への思いは 口にすることも許されないが募るばかり・・・

そして王妃もまた同じ思いだった


ある時は
書庫で待っている王妃を戸惑いながら必死に探すホンニム・・・!

ある時は
里帰りした王妃の元に馬を走らせ,つかの間の逢瀬の後に汗だくで戻ってくるホンニム・・・
部屋の戸を開けたとたん目に飛び込んで来たのは寝台に座り,自分を待っていた王の姿!

「・・・ホンニム・・・夜通しどこに行っていたのだ?・・」
「・・・・・はい・・・陛下・・・書庫へ・・・・兵書を・・・読みに行ってました・・・」
「ほう・・○○については?何と書いてあったのか?言って見ろ!」
「・・・・はい・・・それは・・・・」

その後王に言われるままに剣を交える二人。

ホンニムの目の前に突きつけられる剣先!
「ホンニム!一晩兵書を読んでいたのならばこのようなことにはならないはずだが・・・」

王の怒り・・・苛立ち・・・!
力を見せ付けられたことでホンニムは恐怖を抱く・・・’いつかは王に殺される・・・’

ある日
王に呼ばれた王妃とホンニムは王の口から
「そろそろ跡継ぎ問題を急がねばならない。
 また王妃には心して臨んでもらわねばならないが・・・
今度はホンニムではなくスンギ(シム・ジホ)にその相手をさせようと思うのだが・・・」
「陛下!!・・私をこのように蔑視してどういうおつもりですか??」怒りに震える王妃
言葉もなく青ざめるホンニム
そんなホンニムに王は目を見開いて告げる
「お前は私が何故こういう決定を下すのか・・・本当に分からないというのか??」

~この王様=ジンモさんの目が・・・本当に恐ろしいんです!!
嫉妬に狂う・・・という言葉では言い表せない,狂気がものすごい・・・ブルブル~


その夜 密かにホンニムの元を訪れた王妃の
’ホンニム!一緒に宮を出よう・・・逃げよう!’という誘いにも
ホンニムは首を振る
「これからは陛下のためだけに生きて行きます・・・」


翌日 王の前にひざまづくホンニム
「王妃と関係を持ったのは・・・欲情のためでした・・・
どうぞ・・・私を切って下さい」
「欲情?・・・そのことだけだな?・・・二度とそのようなことはしないな?」
念を押す王
うなずくホンニム

半月後に宮を出て守護兵所へ行く命を受けたホンニム
その日までの王とホンニムは琴を弾いたり
王の描く絵を眺めたり・・・
「この絵は・・・夢に出て来たのだ・・・」
草原で馬に乗り 矢を射る王とホンニムの姿だった

穏やかな日々のうちにホンニムが宮を離れる前夜となる
王妃の使いがホンニムに伝言を伝える
「王妃が懐妊いたしました。会いたいとおっしゃってます・・」

誘いを断り,最後の夜 王と枕を並べるホンニム

眠りにつけず・・・思うのはただただ王妃のことだけ・・・


そっと寝室を抜け出し,書庫で待つ王妃の元へ急ぐホンニム

強い雨と雷の音が激しさを増す中,
家臣を伴い二人を探す王の姿・・・

やがて書庫の奥で抱き合う二人を見つける
王の逆鱗に触れ,捕らえられるホンニム
「陛下・・・殺してください!!」
「陛下!悪いのはホンニムではなくすべて私です・・・私が誘惑いたしました!
ですから・・・どうか!殺さないでください!!」
「いいえ・・・私が王妃に恋慕したのです・・・私を殺してください!」

「恋慕??・・・恋慕だと・・?」
怒りにわなわなと震え,狂気が王を支配する・・

王の怒りが頂点に達した時,残酷な命令が下された
その’狂気の決断’には誰も逆らえず
スンギの剣の一振りでホンニムは’死’以上の罰を受ける


守護兵仲間の助けを受け,宮から助け出されたホンニムだったが
王妃を助け出すために・・・王と決着を付けるために・・・
馬にまたがりひたすら宮へと走る


強引に押し入り,王室にたどり着くと柔らかな表情でホンニムを待つ王の姿が・・・
「・・・どこを遠回りして来たのだ・・?・・・ここに座れ・・」
「・・・今日は命を頂きに来ました・・・!」

激しく剣を振りかざす二人 

ホンニムの剣が引き裂いたのは,あの日 二人を描いたあの絵・・・
王の中で何かが崩れて行く・・・

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~ここで王がホンニムにある事について尋ねる 聞いて見たかったが聞けずにいた事だったのだろう。
(私もこれが知りたかった・・)それに答えるホンニム・・・~


ラストがどうなったのか?は書きません・・・。
どうぞ♪映画でご覧になってくださいね。


(王座を脅かされる部分<腹心の謀反>なども映画のストーリーの重要な要素なのですが
さすがにそこまで入れてしまうと私の力量では書ききれませんので省きました!ミアネ)
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Commented by りでる at 2009-04-28 15:01 x
naoさん、あんにょん~^^

本当に切ない映画でしたね。。。
私も、ジンモ王目線でしたので、よけいに切なく辛かったです。
ジンモさんの演技は鬼気迫るものがありました。
本当に素敵な俳優さんですよね。
益々惚れ直しましたわ~♡
是非、大きなスクリーンで見たいですね。
でも、ドキドキでしょうね~(((( *ノノ)

この写真と絵。。。並べると。。。(゜-Å)

余談ですが~~~
幼少時代の王とホンニム役の二人もいい感じでしたね~^^
将来楽しみですわ~~♪

Commented by nao-617 at 2009-04-28 18:29
りでるさんへ
あんにょん!
この日本語版♪何と4日に分けて観ざるを得ず(^^ゞ
(2度観ました・・)
ようやく感想を残せるレベルまでなんとかこぎつけました!
細かい心情とか・・・まだまだですが・・・とにかくメモφ(..)を取りながら子供の目を盗んで観た・・・怪しい数日でした。(笑)
これもジンモさんのせいですよね~。
韓国でスクリーンで観た時は衝撃的でした・・・。(絶句)

私はラスト手前のホンニムの答えに驚き!でした。ショック~~!で。観終わってからも涙が溢れてきました・・・。。。。(゜-Å) ←カワイイ!

そうでしたね!
私も同感!王の役の男の子もなかなかジンモさんに似てましたし♪
ホンニムの子役くんは「イルチメ」ではジュンギくんの子供時代で
なじみがあったし上手でしたね~。
Commented by sala at 2009-05-21 18:50 x
naoさん、やっと見ました。
でも英語字幕なんで、セリフに自信ないところあります。
すごくいい映画でした。元々時代劇は好きですけど、韓国映画だとどうなんだろうと思うところもあったんですが、予想以上に面白かったです。
あの手のシーンは別としてですけどね(一応言っておきます~笑)
「どうして私を選んだのですか~」の王の返事、日本語字幕だとそうなるのですね。
私の訳とは違ってたので意味を取り違えてしました。
それに私もホンリムが男に見えました(男なんだけど、別の意味で)
ジンモさん、何とも言えない色香を放つ王様でしたね。
あの視線、怖い時もセツナイ時もクラクラでしたわ。
落ち着いてるのに、王としてのオーラがびんびん伝わってきましたね。

ラスト・・・聞きたかった答え、あれは真実だと思います?
答えを聞いたジンモさんの顔に演技以上のものを感じました。
すごい役者だなぁ~と思いました。
いい映画でしたね!
Commented by nao-617 at 2009-05-22 22:27
salaさんへ
こんばんは~!ご覧になったんですね??サンファジョム♪
しかも英語字幕で・・・!salaさんの感想も読ませて頂いたので
私以上に内容の解釈が深くて,英語の読解力にも驚きでした!!
この映画・・・セリフが分からないと ただのあの手のシーン(笑)の
印象しか残らないと思うんですよ。(韓国での私!)
決して多くはないセリフですがその分深くて!

おお!ホンニム=男 説!一緒でしたか。(*^_^*)
どっちも男ではあるんですけどね・・・♪
ジンモさんファンとしては本当に’役者’としての魅力をタップリと
味わえる映画でした。書ききれなかったけれど(^^ゞインソンくんも
彼にしか出来ない役でしたしね。

>ラストの答え
私は真実だと思いましたよ。(解釈はいろいろですよね)
この答え・・・韓国で観た時には王の質問から良く分からなかったもので
「???」だったんです。ですから字幕で知った時は大ショック~~!
この時にはホンニムも死ぬ覚悟だった訳ですし
死の間際で’うそ’はつかないかな?と。
残酷すぎて・・・信じられなくて・・・また見直したい映画です!
Commented by ayu at 2009-07-24 14:35 x
「霜花店」字幕をみました。
やっぱりみれました。
なかなか一回字幕で見ただけでは奥が深くて、naoさんの感想を読みながら把握しています。

ラストの答え、
私はジンモさんにどうしても肩入れしてしまうので、ホンニムの答えがうそだと思いたいです。
決着をつけようと宮に戻ったホンニム。しかし宮の前にはさらし首が・・・仲間と王妃にプレゼントした品が・・・
あれで、今までは王のことも大切に思っていたけれども、愛情が憎しみに変わるというか、そんな感情が湧き上がって、王にせまられたときにああやって答えたのではないかな?きっと二人を思っていたのではないかしら。

大分私情が入ったコメントでごめんなさい。
製作者に聞きたいぐらいです!
何度も見直したいいい作品でしたね。
Commented by nao-617 at 2009-07-24 18:56
ayuさんへ
ご覧になれたんですね。(^_^)v

この映画は観た人によって解釈が変わると思うんですよね。

>「将来王妃が生む子供を お前だけは必ず可愛がるように・・・だ。」
このセリフも英語・日本語・中国語字幕で訳が違ってたり・・・
微妙な部分でかなり違うと思うので早く日本での公開が待たれますね。
最後のあのホンニムの答え・・・実は韓国語で見た時にわからなくて
日本語字幕で読んで・・・ショックだったんです。
あのセリフもいろいろに取れますよね。ayuさんがおっしゃるように
私もそうであって欲しいな・・と感じてます。
だってあれが本心なら・・・!!余りにも王様が・・・!

王妃へ恋するようになり,その時からホンニムは
過去の王に対する気持ちとは違う確かなものを知ってしまったのだとも思います。
少なくてもその時までは王への愛情はあったのではないかと。

けれど「全否定」と取ると 辛さはあるものの映画としての面白さは
アップするような・・・。

見た人それぞれが
それぞれの解釈で涙する映画なのかもしれませんね。
by nao-617 | 2009-04-28 13:51 | 「霜花店」 | Comments(6)