1999年のKBS制作ドラマ。(全2話)
これがジンモさんのドラマデビュー作ですね。


あらすじにも’同性愛’の文字が踊ってましたし,疲れた中年サラリーマン(キム・ガプス)と
美しい若者(ジンモさん)との禁断の愛がテーマの^^;陳腐な作品でしょう・・・!と決め付けて
あまり気がすすまずに観始めましたが・・・・!

そんな安っぽいドラマではありませんでした。(自分を反省・・)

【あらすじ&感想】
本のページを静かに1ページずつめくって行くような,
淡々とした静かなドラマでした。

(観終わってから気が付きましたが脚本は「愛の群像」の方なんですね。納得!)

c0143821_13251173.jpg仕事にも倦怠期の妻(キム・ミスク)との関係にも疲れ果てているチョン(キム・ガプス)だったが誰にも本音を漏らさず,何もかもを自分1人で抱え込もうとしていた。
そこに現れたアメリカ帰りの部下・ジュニョン(ジンモさん)の仕事ぶりや,若さゆえの型破りさに触れるにつれ自分にはもはや失われてしまった何かをジニョンの中に感じるチョン。
ジュニョンを疎ましく思うと共に それ以上に引き込まれながらもその感情からも目を背ける。
’ジュニョンは同性愛者’会社で耳にしたうわさ・・・
今,名ばかりの昇進で左遷の憂き目に遭っている自分にとってそんな男と関わること・・・それ自体避けるべきことでしかなかったはず・・・。




今から10年前の韓国でのドラマなので,今以上に同性愛への露骨な偏見や差別が
あったんでしょうね。
それ以上にカミングアウトすらしない・出来ない社会だったと思うので(今も・・)そういった意味でも
このドラマはかなりのチャレンジだったはず!
ベテラン俳優・ガプスさんとの共演,しかも難役に挑んだ新人のジンモさん!
さぞ緊張して萎縮していたのでは??という予想を裏切ってくれました。すっかり!
何といっても存在感が凄い!
ジンモさんってこういう’重み’があるから良いんですよね。
そして同性愛者という秘密があり,恋人との理不尽な別れ,唯一の肉親である兄さえ失い・・・
そんな複雑な陰のあるジュニョン役を堂々と演じていました♪

(DVDの宣伝等でも)同性愛の部分のみが前面に出されていますが
このドラマでの本当のテーマは違ったようです。

「いつから同性愛者になったんだね?」問うチョンに
「あなたは?いつから異性愛者になったんですか?
答えられますか?何故みんな僕に同じように聞くんでしょう?」

といらだちながら答えるジュニョン。

兄の死を知ったジュニョンが押さえ込んでいた自分の気持ちを吐露するシーンがあります。
「人はつらい時に’つらい’と言って誰かに助けてもらいたいものでしょう??
いたわりあって生きるものでしょう?
僕もそうやって誰かを慰めて上げたいんだ・・・!
それなのに誰もが自分の苦しみを閉じ込めてしまう。
あなたのつらさを僕が慰めたいと思うこと!それは悪いことですか??」


人に弱い面を見せたくなくて~会社でも家庭でも~ひたすら自分1人で抱え込んできたチョン。
それはプライドなのかも知れないし,まわりへの優しさと思っていたのかも知れない。
ジュニョンへの感情が何なのかも’理解出来なかった’のではなくて’理解することが怖かっただけ’。

ジュニョンはチョンの心にある堅い壁を壊そうとしていた・・・叩き壊すのではなく優しく取り去ろうとしていた。
「僕は同性愛者ということで社会から追い出されようとしている存在です。あなたは?
会社から同じように追い出されようとしているのではないですか?私たちは同じなんですよ!」

「この気持ちは何なのかな・・・?」
「愛です・・・あなたは本当に誰かを愛したことが無かったからそれを知らなかっただけです。」


唯一の理解者だった兄の死・・・社会からの偏見・・・
チョンを前にしてもどかしい思いを口にしながら号泣するジュニョン。
チョンの手がジュニョンの頬を包む・・・近づく二人の顔・・・・

~~ここで数秒の暗転~~ナレーション~~
「この時のことを人は欲情と思うでしょう。
私たちはお互いをいたわり慰め合った。」


的な(笑)暗転で片付き

ラストはアメリカへ旅立って行くジュニョンと手を繋ぎ 並木道を歩くシーン。

~~妻(「パンチ」ではハンセオンマ!役の方)のナレーション~~

「・・・あの時の二人に何があったのか私は知らない。
けれどあの時夫は誰よりも彼を求め,彼もまた夫を必要としていたのではないだろうか?」


的な(笑)まとめでジ・エンドです。


会社ではじかれ,妻とは倦怠期。
そんな中年男性の前にひととき現れた美しい男。
人はいたわりあって生きて行かなくては!
そんな当たり前の事に気づかせてくれたのがジュニョンだったのでしょうね。

私の駄文だとややメルヘンチックに思えるかもしれませんが
タブーに踏み込んだ,暗めの真面目なドラマです。
こんなに枯れてる(~_~;)チョン室長と同世代だと気づいた私!
(枯れ過ぎ~~~~!!)

見どころは涙で’愛’について訴えるジンモさんの演技です。
24~5歳(当時)とは思えないくらい深く大人な演技はこのドラマの核でしょう。
必見です!
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by nao-617 | 2009-06-30 10:54 | 「悲しい誘惑」 | Comments(9)

1999年「悲しい誘惑」

多分このドラマがデビュー作なんでしょうね。ジンモさん♪
1999年KBS「悲しい誘惑」
最初は,古いけれど?何のドラマの写真か分からなくて(^_^;)・・・
韓国語の分かる部分だけ読んで見たところ 役名はシン・ジョンヒョン。
アメリカ帰りのビジネスマン!
そして彼には衝撃の秘密が(゜o゜)
なんと・・・同性愛者!!

キム・ガンスssi,キム・ミスクさん(’パンチ’のオンマ)が上司&その妻役で出演。
それにしても・・・・
10年近く前に作られたドラマで同性愛者の役とは・・・驚き!
’恋人’との2ショット写真も・・・・微妙~(相手が~)
しかもその後はガンスssiと??オモッ??

そしてシャワーシーンもあったようだし(^^ゞ


本当に一つとして似たような役を演じていないジンモさん。
発見も多いわ~~♪

「悲しい誘惑」写真&サイト翻訳はこちら⇒yahoo!(読みにくい文ですが(^_^;))
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by nao-617 | 2008-07-03 10:18 | 「悲しい誘惑」 | Comments(2)